中国の株式市場を理解するために

11月2日金曜日は、通っている語学学校の送別会に参加しました。生徒、先生あわせて総勢40名程度と盛大な送別会でした。来週で生徒二人が卒業します。ひとりの生徒は六ヶ月、もうひとりの生徒は二ヶ月の学習期間でしたが、ふたりともスピーチが素晴らしかったです。その素晴らしいスピーチに触発されて、今までになく盛り上がったように思います。四川料理を食べながら、良く飲みました。


せっかくですから、普段話す機会があまりない人たちと話すように心がけました。特に会計経理と話した内容(「中国の政治と経済」)が印象に残りましたので、備忘録として残します。



・中国は、日本、米国以上にずっと政治と経済との結び付きが強い。株式市場の値動きもその例外ではない。政治の理解が重要。政治が現状の経済状況をどのように認識しており、経済をどのように展開したいのか理解することが非常に重要である。政治の理解が、株式市場でのパフォーマンスに大きな影響を与える。



・政治を理解するのが重要であることはわかった。ただ、中国は日本と異なる政治体制で運営されていることもあり、なかなか理解しにくい。例えば、9月下旬、ある先生と上海株式市場の値動きについて話した。そのとき先生は、共産党第十七次党大会の閉会までは好調に推移するのではと予想していたが、実際予想通りの展開になっている。そのあたりの肌感覚が特に難しい。とっかかりを教えてほしい。



・中国は代々「皇帝」が統治してきた歴史がある。トップが中国の社会に与える影響は非常に大きい。就いては、その時々のトップ(胡錦濤江沢民トウ小平毛沢東)は、どのような考え方を持っているのか、何をしたいのか、何をしている/したのか、先ず理解することから始めたらどうか。